接着剤の選び方 その3−2 『接着剤をどこに(で)使うのか』
この記事が初見の方は、接着剤の使い方 第2話「接着原理と選び方」や、接着剤の選び方 その1−1『素材』から見ていただいた方が分りやすいかもしれません。
先日、『その3−1』で接着剤の性質について書きました。
今回は『その3−2』として、
その性質を踏まえた上で、状況・環境に適した接着剤を選ぶ
ということについて書いてみたいと思います。
数多ある接着剤からベストの接着剤を見つけるのは、至難の業です。
1つの接着剤で何でもイケる、本当の意味での「万能接着剤」があればイイんですが、現在の化学技術はまだそれを許していません。
逆に接着できない素材が増えてきている状況です。
現在のこの状況でベストの接着剤を選ぶためには、売る方の知識も必要ですが、買う方の状況把握が最も重要になると言わざるを得ません。
それは買う側が、『素材や接着面の確認』や『接着する目的』、そして今回の『接着環境の把握』、さらに後日書く予定の『色・毒性・匂いなどの条件可否』を明確にしておくことと言えます。
そして、この4つのポイント(条件)を「全て満たした接着剤」が現時点でのベストな接着剤となります。
ただ、その状況・環境は千差万別です。
さらに『その1』や『その2』の条件も加味しないといけません。
さすがに、網羅しきれません(^^;)
ここでは、大まかな状況・環境について書いておきます。
もう少し詳細を、とか、ご質問等あれば、コメント欄にその旨書いていただければお答えします。
なお、a)、b)・・・というのは前回接着剤の選び方 その3−1 『接着時・接着後の環境(接着剤の性質)』で書いた接着剤の種類に呼応してます。
,箸蠅△┐困い蹐い躪佑┐襪里メンドクサイから、用途が広いモノ。
b)変性シリコン系 > {商品名:スーパーX・サイレックスなど}
これがあれば、「接着」という用途はほぼ賄えると思います。
難点は「硬化に時間がかかる」という点でしょうか。
⊃眥礁漫癖鼻κ宗柵など)
・垂らしたくないので、粘性の高いドロッとしたもの。
・仮止め(押さえておく時間)を少なくしたい。
というのが、垂直面における最低条件です。
さらに「屋外使用」の場合、条件がプラスされます。
・耐候性・耐水性があるもの
・なるべく接着力の高いモノ
このため、屋内の垂直面は
a)シアノアクリレート(瞬間接着剤)系 > {商品名:アロンアルファ、ゼリー状アロンアルファなど}
e)一液ウレタン系 > {商品名:ウルトラ多用途SUなど}
d)エマルジョン(乳化性)系 > {商品名:木工用ボンド、壁紙用など}
で十分と言えます。
但し、a)は{ゼリー状}になります。
屋外の場合は
h)エポキシ系 > {商品名:アラルダイト、水中エポキシ、エポキシパテなど}
で、このうち屋外使用が可能な(「表札用」など)1〜5分タイプがよい、ということになります。
J臣殻漫幣欧覆鼻
垂直面ほど条件は厳しくありません。
しかし、『その1』で書いた「接着するものは”何”と”何”か」や『その2』で書いた「接着する”目的”は何か」を十分吟味する必要があります。
ただ、「屋外使用」や「水場使用」の場合は、
・耐候性・耐水性があるもの
・なるべく接着力の高いモノ
を使う必要があります。
また、実際に床など重量物が乗る(動く)可能性があるところはなるべく硬く硬化する接着剤を選んで、接着剤を隙間が無いように塗ることを心がけてください。
h)エポキシ系 > {商品名:アラルダイト、水中エポキシ、エポキシパテなど}や、k)タイル用接着剤 > {商品名:dufix(ドフィックス)タイル用接着剤など}などがそれに当たります。
い覆襪戮早く付けたい場合
a)シアノアクリレート(瞬間接着剤)系 > {商品名:アロンアルファ、ゼリー状アロンアルファなど}
g)クロロプレンゴム系 > {商品名:ボンドG17,G10など}
c)スチレン・ブタジエンゴム(SBR)系 > {商品名:Gクリヤー、セメダインCなど}
h)エポキシ系 > {商品名:アラルダイト、水中エポキシ、エポキシパテなど}(※この場合は1分タイプ)
e)一液ウレタン系 > {商品名:ウルトラ多用途SUなど}
上記5種を「硬化時間が早い順」で並べると、
a) > h) > g) > c) > e)
となります。
a)はモノの数秒で硬化、h)は1分前後、g)とc)は1〜3分、e)が4〜5分というところです。
注意点としては、
・a)とh)は硬化後、”硬く”なります。
・g)、c)は硬化後も弾性を保ち、ゴムのような柔軟性を持っています。
・e)は硬いという訳ではありませんが、g)やc)ほど柔らかくもありません。
・h)の1分タイプは主剤と硬化剤を混ぜ始めてから1分で動かなくなるので手早く作業する必要があります。
・g)、c)は溶剤臭がします。
また、釣具屋さんなどで売っているl)紫外線(UV)硬化型接着剤(光硬化型)も季節によってはかなり硬化が早い部類になります。
この『紫外線(UV)硬化型接着剤』は、その名の通り”紫外線”に当てると固まります。
日光・ブラックライトに当てることで固めることができます。
イ箸砲く接着力が強いモノ
b)変性シリコン系 > {商品名:スーパーX・サイレックスなど}
e)一液ウレタン系 > {商品名:ウルトラ多用途SUなど}
g)クロロプレンゴム系 > {商品名:G17,G10など}
h)エポキシ系 > {商品名:アラルダイト、水中エポキシ、エポキシパテなど}
この4種で「接着力が強い順」に並べると
h) > g) > e) > b)
となります。
しかし、素材や状況によって、f)の5種の方がh)よりも強く接着する場合があります。
ちなみにf)の5種とは、
f)-1 ポリスチレン樹脂溶剤系 > {商品名:タミヤ プラモデル用など}
f)-2 ABS溶剤系 > {商品名:ABS用など}
f)-3 塩化ビニール溶剤系 > {商品名:エスロン、塩ビパイプ用など}
f)-4 アクリル樹脂溶剤系 > {商品名:アクリサンデー アクリル用など}
f)-5 PET樹脂溶剤系 > {商品名:アクリサンデー PET用など}
です。
注意点としては、
・h)のエポキシ系はゆっくり固まるタイプの方がより接着力が強くなります。(24時間>90分>5分>1分)
これを踏まえて再度「接着力が強い順」に並べると
h)24時間 > h)90分 > g) > h)5分 > e) > b)> h)1分
となります。ただ、g)〜b)まではあまり差がありません。
・h)は硬く、b)g)e)は柔らかく固まります。
以上、5つの条件について書いてみました。
これで『接着剤の選び方 その3 接着時・接着後の環境はどのようなものか』は以上です。
しかし、これでも終わりません。
次回は、人によってはあまり気にしないポイントだとは思いますが、甘く見ると痛い目に合うポイントでもある、
4つのポイントの最後4つ目、『色・毒性・匂いなどの条件の可否』についてです。
ここまで読まれた方、お疲れ様でした。
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東アジア選手権 対中国戦 雑感 『必須科目』と・・・
東アジア選手権 対中国戦。
スコアレスドローで終わった。
この試合の感想としては、試合後のインタビューでGK楢崎が憮然とした顔で言い放った一言、
「負け試合を引き分け試合に持ち込んだだけです。」
に集約されている。
その内容の”寒さ”は他所様で散々語られている。
では、何がそうさせたのか?
中国戦の試合後、遠藤が興味深いことを言っている。
「言われたことを言われた通りにやるという日本人の悪いくせが出た。」
では、「言われたこと」とは何なのか。
また、キリンチャレンジカップ ベネズエラ戦後、岡田監督はインタビューで、
「ベーシックなことというのは、大学でいうと必須科目です。これはみんなが取らなければならない。」
と言っている。
このチーム、「岡田ジャパン」における「ベーシックなこと」、要は「必須科目」とは何なのか。
オシムが啓蒙した「パスによるポゼッションサッカー」をベースに、
「全員攻撃・全員守備」であり、
「攻撃と守備の切り替えを早く」であり
「走る量とスプリントの量を増やす」という岡田監督の「俺流サッカー」である。
これが、遠藤が言う「言われたこと」であり、岡田監督の言う「必須科目」なのだろう。
この面で言えば、確かに岡田監督が中国戦後のインタビューで”いかにも能天気”に見える
「だいぶ動きが出てきて(ゲーム)感覚が戻ってきたと思います。」
という発言は「ある程度」納得できる。
しかし、岡田監督はベネズエラ戦後のインタビューでは、こうも言っている。
「ただ、それだけやればいいのではなくて、ここからは一般科目、選択科目を取っていかないといけない。これは試合の中での各自の応用力というものを、ここから成熟させていきたい。」
例えば、この試合でいわゆる「ミドルシュート」、「ロングシュート」というものがほとんど見られなかった。
まるで「”崩してから”でないとシュートを打ってはいけない」という不文律があるかのように。
ベネズエラ戦で得点にはならなかったものの、流れを変えた小笠原のミドルシュート。
昨年のアジアカップ 対香港戦で見せた長谷部のミドルシュート。
こう言った「戦術から逸脱しない”個人の判断・裁量”による行動」が中国戦では皆無だったように見受けられた。
ここが岡田監督の言う「一般科目、選択科目」なのだろうと思う。
簡単に言えば「(チーム戦術の中で)個人個人の長所を発揮する」というところだろう。
皆がJリーグのチームの中で、”普通に”やっているハズなのだが・・・。
ただ、選手にばかりこの”お寒い内容”の責を負わせるのは酷だと思う。
選手たちだって、W杯のメンバーに入れるかどうかのサバイバル競争で必死なのだ。
岡田監督以下のサッカー日本代表「サムライブルー」(←久しぶりに使った。定着しませんなぁ)のスタッフは、今まで「チーム戦術の理解度」でメンバーを選んできた。
チーム戦術を理解し遂行しないと、W杯に行く「サッカー日本代表」のメンバーに入れないのだ。
当然と言えば当然なのだが、今まで「一般科目、選択科目」を許容しなかったのは岡田監督自身だ。
いきなり『一般科目、選択科目』をやれ、と言われても選手たちは『必須科目』に必死で対応できないと思う。
結局この”お寒い内容”は、岡田監督以下サッカー日本代表スタッフの「長期的戦術眼の欠如」と「選手の自主性の無さ」が招いた”自滅”と言ってもいいと思う。
あの寒い中、”お金”を払って見に行かれたサポーターの方々の心中はいかほどのモノだろう。
あの”ブーイング”は、「岡田ジャパン」を構成する全員に対する、サッカーを愛する日本国民の代弁と思っていただいて差し支えないと思う。
サポーターの方々、風邪など召されませんように。
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