George Harrison/『Cloud Nine』 好きなCDアルバム紹介
1987年に発表されたGeorge Harrison(ジョージ・ハリスン)の11枚目のソロアルバム。
収録曲
1.Cloud 9
2.That's What It Takes
3.Fish On The Sand
4.Just for Today
5.This is Love
6.When We Was Fab
7.'Devil's Radio
8.Someplace Else
9.Wreck of the Hesperus
10.Breath Away from Heaven
11.Got My Mind Set on You
以下はリマスター盤で追加された曲。
12.Shanghai Surprise
13.Zig Zag
1982年に発表された前作『Gone Troppo』がセールス的に全く振るわなかったため、半ば引退状態だったジョージ・ハリスンが突然(?)発表したように見えたアルバムでした。
(『Gone Troppo』も悪くないんですけどネ・・・。嗜好に合わないというか・・・。)
私がこのアルバムの存在を知ったのはシングルカットされた11曲目『Got My Mind Set on You』(邦題:セット・オン・ユー)を聞いた時でした。
元々は1960年代に発表されていた黒人歌手ルディ・クラークのカバーでした。
しかしジャズっぽかった原曲とは全く違うアレンジで「別の曲」と言っても過言ではないものになっています。
体が勝手に踊りだすというか、非常に聞きやすい曲になっています。
原曲も聞いてみましたが、ポップスに区分されているんですけどどちらかというとマイナー系の曲なのでここまでの”軽さ”は無かったように思います。
『Got My Mind Set on You』を聞いて、「I Got My Mind Set on You~」の歌詞が頭の中をリフレインしっぱなしのまま(それこそスキップする勢いで)『Cloud Nine』を買いに行きました。
しかし、このアルバムを聞くと『Got My Mind Set on You』はあくまでもジョージ・ハリスンの別の一面なのであって、本来は批判、ユーモア精神満載な人だったんだ、というのを再認識させられます。
特に6曲目『When We Was Fab』。
ここで言うところの『Fab』とは、ビートルズの愛称『Fab Four』のこと。
かつて所属していた伝説的なバンド”ビートルズ”のことを歌っています。
どうもこのアルバムは、これまでジョージが封印してきた”ビートルズ的な作風”に”意図的に”しているところがあるように思えます。
これはプロデューサーであるジェフ・リンによるものだと思いますが、個人的には最初は
「えー こんな禁じ手だしたらあかんやんっ」
と思っていましたが、聞けば聞くほど
「やっぱ これやないとあかんやん」
という評価になりました。
ジョンとポールの類稀なる才能の陰に隠れてしまいがちだったジョージの才能を、ジェフ・リンが解放したという印象です。
8曲目『Someplace Else』なんかはこの2人の才能が見事にかみ合った名曲だと思います。
この『Cloud Nine』、ジョージの職人みたいな作り方をした曲とジェフ・リンのポップス的な嗜好が完全にハマった傑作だと思います。
そこに盟友リンゴ・スターやエリック・クラプトン、エルトン・ジョンなどがスパイスを利かせています。
本人は2001年に他界してしまったので新作を望むことはできませんが、ジョージ・ハリスンが残したこの傑作を一度は聞くことをオススメします。
George Harrison(ジョージ・ハリスン)の他の情報は↓



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